
コンサートの衣装において大事なのはドレスだけではありません。ドレスの下に履く「靴」については、みなさんどんな選び方をしているでしょうか?
演奏会ドレスの着こなしは足元から

「おしゃれは足元から」という言葉がありますが、これはステージ衣装においても同じ。入退場の時、またピアノなどを座って演奏している時、客席から靴は意外によく見えるものです。ドレスはばっちり決まっているのに靴がちぐはぐでは、全体としては残念な印象になってしまいます。ぜひきちんと靴を選んで、全身隙のない状態でステージに上がりましょう。
ダーク系の色合いのドレスにはブラック系の靴がオススメ

では実際に、どんな靴がよいのでしょうか。これは着るドレスによって変わってきます。ネイビーやブラック、ワインレッドなどのダークな色のドレスを着るのであれば、靴はブラック系のものがおすすめ。ドレスをうまく引き立たせてくれるでしょう。全体がダークカラーでも、きらきら光るビジューなどの装飾がついたドレスなら、あえて装飾に合わせたシルバーやゴールドなどを選ぶという方法もあります。ただし「ドレスよりも靴の方が目立つ」といったことがないよう、控えめなトーンのものを選びましょう。
ライトな色の演奏会ドレスには白やシルバーなどが最適

一方淡色系のドレスを着る場合は、靴も白やシルバー、シャンパンゴールドなどの淡い色を選ぶとよいでしょう。ドレスがパステルブルーやミントグリーンなど寒色系のものであれば、靴はクールなシルバー系。イエローやオレンジなど暖色系なら、温かみのあるゴールド系の靴がより似合います。白は寒色系にも暖色系にも合う万能カラーです。真っ白なものよりも、オフホワイトなどのハッキリしすぎない白だとおしゃれ感もアップするのでオススメです。
シンプルなデザインの靴を選ぼう

他に注意点として挙げられるのは「目立たないものを選ぶ」ということ。奇抜すぎる靴はお客さんも気になります。「演奏中、お客さんが靴ばかり見ていた」なんて、悲しすぎますね。靴はシンプルで、ドレスを引き立たせてくれるデザインを選びましょう。それからもちろん、「履き心地がよい」ことも絶対条件。つま先が尖っていて痛かったり、カツカツとかかとの音がうるさかったりしては困ります。安定感や歩きやすさなどに考慮した演奏会用のパンプスを選ぶとよいでしょう。ドレスルームアミでも、履き心地のよい演奏会用シューズを取り扱っていますので、ぜひ一度チェックしてみて下さい。
ヒールの高さでスカート丈を丁度よくする
ドレスを購入する際に注意したいのがスカート丈の長さです。
インターネットで購入したドレスが必ずしもご自身の身長とピッタリマッチするとは限りませんので、
多くの方が丈のお直しをドレスショップや洋服のリメイク屋さんにドレスを持ち込んで、
長さを調整されています。
ですが急な演奏会で、本番まであまり時間がなく、お直しを待っている余裕がないというケースもあります。
そんなときには、ドレス丈が丁度よくなるヒールの高さを選ぶことで、
シューズとドレスの組み合わせを変えるだけで、
丈直しをせずにそのままピッタリとした長さでドレスを着用できる場合もあります。
ドレスルームアミで販売しているシューズのヒールの高さは5.5cmまでですが、
中には10cm以上のヒールを取り扱っているショップも存在します。
ドレスルームアミにご来店されるお客様の中にも、
お直しの時間が本番まで間に合わないという方で、
シューズの高さを変えて調整されるという方もいらっしゃいます。
ですがあまり高すぎるヒールはある程度その靴に慣れていないと
上手に歩けないという事態になりかねませんので、
本番前に必ずその靴に慣れておくことと、ピアニストの方のように足を使った演奏を行う方は、
実際にその靴で演奏にも支障がないかをチェックしておくことが大切です。