そもそも「後援」と「協賛」とは?
演奏会では多くの費用や労力を必要とします。それをすべて自分たちだけで行っていくのは大変なことですよね。そんな時に役立つのが
「後援」と
「協賛」です。
聞いたことはあるけど違いや意味が分からないという方も多いのではないでしょうか。
それでは具体的に協賛と後援の違いから実際に依頼をする方法をご紹介していきたいと思います。
演奏会の後援とは
後援とは、企業や団体の名前やロゴマークをコンサートのチラシに掲載したりや告知で使わせてもらうことを指します。
演奏会に箔をつけ、ブランド価値を引き上げるために有効です。
皆さんも小さいコンサートで大きな会社の名前が載ってると、
「なんでこんな大企業がスポンサーになってるんだ!?」と驚いたことがあるかもしれませんが、
実際にはただ名前やロゴを使用させてもらっているだけで、コンサートの準備の手伝いをしたり、
PR活動の協力や資金提供を行っている訳ではありません。
ですので、資金提供や演奏会の協力を行ってくれている企業や団体は、協賛と呼ぶのが正しいです。
多くの企業や団体は後援を随時受付している所もあり、申請を行うための雛形をホームページに用意しているところだってあります。
後援が立派な団体の名前なら、演奏会のチラシを置かせてもらったり宣伝の協力も受けて貰いやすくなるので、積極的に申請を行うことをお勧めいたします。
協賛について
名前やロゴの使用を許可するだけでなく、実際にお金を出資してくれたり、演奏会の準備を手伝ってくれたり、会場を無償で提供してくれるなどのバックアップをしてもらうことを協賛といいます。
後援よりも受けるためにはハードルが高いのが問題です。
言ってみればテレビ番組のスポンサーのようなもので、協賛する側にメリットが無ければなかなか受けてもらうことは難しいでしょう。
ですが多くの協賛が集まれば、コンサート会場の費用を賄うこともできますし、利益を生み出せるコンサートの企画も望めます。
協賛でお金を集める際に多いのが演奏会のチラシやパンフレットに広告を掲載するという方法です。
一般的なコンサートの場合、1000円から5000円が妥当な広告費用だといえるでしょう。