ホワイトを基調にしたピアノとフルートのリサイタルフライヤー
ピアノとフルートによるチャリティーリサイタルのフライヤーの製作依頼です。会場が沖縄の市民会館でバッハ、ショパン、デュティユー、ラヴェルなどの曲目です。お客様からの要望もあって、タイトルの位置を上ではなく真ん中に持ってきています。フライヤー作りにタイトルが上にないといけない決まりはないのですが、最初は違和感があってかなり気になっていました。作っているうちになれてきたのですがやはり先入観で頭が固くなっているとダメだなと反省し、勉強になった作品です。演奏者が若い学生さん達だったので、清潔感や初々しさを意識してホワイトを基調として作っています。ピアノとフルートというのも個人的にはクセのないクリーンなホワイトカラーというイメージなのでそういった点でもベースはホワイトに決まっていました。観客が子供やお年寄りも対象としていたので、ごちゃごちゃとした装飾はやめて文字情報を中心としたシンプルなものになっています。チャリティーらしいクリーンなイメージのフライヤーになりました。
フライヤーの製作を同時に依頼されました。内容はほぼフライヤーのものと同じになっています。背景もフライヤーのものをそのまま使っていて統一感を持たせるようにしています。チャリティーリサイタルなのでチケットの収益がそのまま義援金になるので用紙は小さなものですが、とても重要な作業だと思いながら仕事を進めました。しかし、あまりやり過ぎるとフライヤーとのデザインの違いが出てくるので別々のものに見えてしまっては観客の方を混乱させてしまうので、そのデザインの作り込み具合は加減が難しいです。今回は同じ写真をそのまま小さくして使っています。文字も小さ過ぎると見えなくなってしまうので作るときにその辺りの使う人の使い勝手を想像しながらの作業が一番注意しています。