右脳の役割はイメージすること
昨日の記事
緊張に打ち勝つ為のメンタルトレーニング その2~とらわれ感を感じてない?~でも書いていますが、緊張にとらわれない思考を手に入れるためには、右脳を鍛えることがポイント。
まずは、左脳の役割とは?というところから。よく言われていることですが、左脳は論理的な思考を司る部位。それに対して、右脳は直感、イメージなどの思考を司っています。
私達が子供のころは、右脳が優位に働くため、こどもはイメージが豊かで、毎日の生活を彩り豊かに、楽しみを生み出しています。しかし、教育を受け左脳的思考、つまり論理的な思考が培われていくにつれ、私達は左脳を発達させていきます。左脳は、文字、言葉などを処理する機能のため、左脳が優位になるとストレスが溜まりやすいと感じることも多くなるといいます。
つまり、
左脳が優位になると、~べき、~でないといけない、などという固定概念にとらわれやすくなります。
緊張に打ち勝つ為のメンタルトレーニング その2~とらわれ感を感じてない?~にあるように、右脳を鍛えていくことで、精神的なストレス、つまり、自分は~できない、~が苦手だ、などという固定概念から解き放つことができるのです。
右脳を鍛えるには?
じゃあ、右脳ってどうすりゃ鍛えられるの?というところですね。
左手をなるべく使う。それも確かに有効かもしれませんが、実際問題右利きの人が左手で生活するのはどう考えても現実的ではないですよね…。先ほども述べましたが、右脳はイメージ、直感を司る器官です。具体的な行動では、絵画を見る、音楽を聴いて情景をイメージする、小説を読んで主人公になりきる…など、とにかく自分が
想像力を書きたてられるような物事に触れるということが良いのです。
また、右脳の活性化には直感、とくに
好きという感情が有効。好きなことをしている時間、それは楽しいという感情に直結しますよね?普段から、好き!楽しい!という感情を脳に与えることで、右脳を鍛えることができます。
そのれが、
右脳の活性化→固定概念にとらわれない思考→自分は~の演奏が苦手だ、~ができない、というセルフイメージからの脱却!、へと繋がっていくのです。
~参考書~
辻秀一 (2009) 演奏者のためのメンタル・トレーニング
演奏者 勝利学 株式会社ヤマハミュージックメディア
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